亡国のリハビリテーション論

理学療法士として働きながら現在のリハビリの問題を考えていきます

理学療法士、作業療法士も月額4000円アップ?

岸田総理の肝煎り政策で「医療、介護、保育」の業種の給料が上がると期待していた方も大勢いらっしゃったと思います。

結果、看護師の給料を月収の1%アップ、最終的に3%アップが見込まれるとのこと。それが月額4000円。最終的には月額12000円アップになる予定。

そもそも看護師でも月に40万円もらっている人ってそんなにいるのかと疑問に持ちますが、卑屈に思うかもしれないがリハビリ職種としては、この議論の俎上に「理学療法士作業療法士」という名前をあげてもらえただけでも喜ばしいことなのかもしれない。

 

しかし、月額4000円といえば、20日勤務で1日あたり200円、時給では30円くらいのアップだろうか?

医療や介護の単価を下げ続けている厚生労働省としてはこれでも善処したと言えるのかもしれない。

昔、介護職が生活できないほどのワーキングプアーと騒がれたことがあったが、リハ職は生かさず殺さずの額でやっていたため、騒がれることもなかった。

 

給料が上がることと、患者負担が増えることがイコールならば、あまり贅沢が言える立場ではないのかもしれないが、長い目でみてみんなの首が締まるようなことにはならないことを切に祈リマス。

 

岸田総理が掲げる賃上げ政策として日本国民の給料が上がる政策の第1の矢になりうるのか?